皆さんこんにちは。解体堂松江店の野々村です。表題にもありますが、今問題になっている「空き家問題」とその解体の重要性の記事についてご紹介させていただきたいと思います。本記事では、空き家解体を検討する際に知っておきたいポイントを体系的にまとめました。後悔しない判断をするためにも、ぜひ参考にしてみてください。

空き家写真

※イメージ:空き家写真

 

 

 

 

 

■空き家問題と解体の重要性

日本における空き家の増加問題
総務省の住宅・土地統計調査(2023年)によると、日本の空き家数は約900万戸(2018年から約50万戸増加)にのぼり、空き家率は過去最高水準を更新しています。特に都市部から離れた地域や地方都市では、相続後の放置や所有者の転居により、空き家が急増しているのが現状です。こうした空き家の増加は、地域コミュニティの活力低下や治安の悪化など社会的な課題を引き起こす要因ともなります。令和7年度を迎えるにあたり、今後もさらに増えると予想される空き家対策は、個人レベルでも重要性が高まっています。

❷空き家が放置されることで発生するリスク 
空き家を放置する最大のリスクは、治安の悪化です。人目が少ない物件は、不法侵入や犯罪の温床になりやすく、地域全体にも悪影響を及ぼします。また老朽化によって建物の崩壊や倒壊の危険が高まり、近隣に被害が及ぶ可能性も否定できません。さらに、空き家と判定されると固定資産税の優遇措置が外れることがあり、増税負担が増すケースもあります。これらのリスクを回避するためにも、解体や売却といった早めの決断が必要とされます。

❸解体を選ぶメリット 
空き家を解体することで得られる最大のメリットは、土地の有効活用が可能になる点です。老朽化した建物が残っている状態では、新たな建築や駐車場経営などの利用価値が制限されがちです。解体後は売却もしやすくなるため、相続したものの使い道がない物件でも、適切な形で処分が進められます。さらに相続問題においても、権利関係を整理しやすくなるため、将来的に親族間のトラブルを防ぐ手段としても解体は有効です。

■空き家解体における基本的な流れと注意点

❶解体業者選びの重要性 
解体業者を選ぶ際には、まず解体実績や専門資格の有無、さらにその地域での口コミ評判をしっかりと確認することが大切です。たとえば「空き家解体 松江」など、地域名を加えて検索することで、信頼できる地元の業者を探すのも有効な方法です。また、値段だけで決めるのではなく、アフターサポートや近隣対応の丁寧さなど、総合的な品質を見極めることが重要です。遠方に住む方にとっては、定期的な進捗報告を行ってくれる業者を選ぶと安心感が得られます。

❷費用の相場と補助金について 
解体費用の相場は、建物の規模や構造、立地条件などによって大きく異なります。木造住宅であれば坪あたり3~5万円程度、RC(鉄筋コンクリート)造であれば坪あたり5~7万円程度が目安とされています。ただし、廃材処理費用や地中埋設物の撤去費などは追加で発生する場合があるため、見積もりは細部までチェックしましょう。また自治体によっては、空き家解体に対する補助金制度を用意しているところもありますので、必ず管轄の行政やウェブサイトで確認されることをおすすめします。

❸解体に必要な手続き
解体を進めるには、事前に建築リサイクル法や自治体の条例に基づく届出が必要になる場合があります。特に延床面積の大きい物件や、地区計画が定められた地域では、行政への手続きが不可欠です。また、ライフラインの停止・撤去手続きも忘れずに行いましょう。電気・水道・ガス・通信回線などを解体工事前に停止しておかないと、思わぬトラブルの原因になります。遠方から行う場合は、解体業者に手続きを代行してもらうのもスムーズな方法です。

■ 遠方から依頼する場合のポイント

❶業者とのコミュニケーション方法
遠方に住んでいると、現地に頻繁に足を運ぶのは難しいため、メールやオンライン会議システムを活用したコミュニケーションが重要です。業者との連絡回数や報告の頻度、写真や動画による進捗確認など、事前にコミュニケーションルールを決めておきましょう。特にトラブルが起こりやすい追加費用や工期の変更などは、文章で記録を残すことで誤解を防ぎやすくなります。契約前に連絡手段やタイミングを明確に決めることが、スムーズな解体を実現する鍵となります。

❷近隣住民への配慮
解体工事に伴う騒音や振動、粉塵は近隣住民の方々との関係に大きな影響を及ぼします。遠方からの依頼の場合でも、地元の住民に対するあいさつや告知のタイミングなどは、事前に業者と協力して十分に行いましょう。特に、工事開始前に直接出向くことが難しい場合、業者に挨拶状の配布や説明の代行を依頼するのも有効です。近隣との良好なコミュニケーションを保つことで、工事の進行に協力を得やすくなり、トラブルを未然に防ぐことができます。

❸追加費用を防ぐための対策 
解体工事では、実際に作業を始めてから地中埋設物が見つかるなど、追加費用が発生するケースが少なくありません。遠方に住む場合は、進捗や現場の状況を定期的に写真・動画で確認し、疑問点があれば早めに質問する姿勢が大切です。また、事前に契約書で追加費用が発生する条件や上限について明確に取り決めておくと安心です。費用を抑えたい場合は、複数社から相見積もりを取り、工事内容と見積項目をしっかり比較検討しましょう。

❹トラブルを防ぎスムーズな解体を目指すために 
遠方からの依頼においては、契約内容や工事スケジュールを曖昧にすると、誤解や見落としが大きなトラブルに発展するおそれがあります。そこで、業者とのやり取りは書面やメールなど記録が残る形で行い、仕様変更や予算変更などが生じた際も必ず確認を取りましょう。さらに、工事保険の加入状況や、万一の事故・損害に対する保証体制を事前に確認することも重要です。こうした注意を怠らなければ、遠方からでも安心して解体を進められるでしょう。

【まとめ】 
空き家を解体する際には、放置によるリスクや増税、相続問題の解消など、多くのメリットが得られます。しかし、実際の工事には費用や手続きが関わり、特に遠方からの依頼では意思疎通が課題になりやすいのも事実です。そこで、事前の情報収集や複数社からの見積もり取得、コミュニケーションの方法を明確にしておくことが大切です。近隣住民への配慮や追加費用を防ぐための仕組みづくりなど、あらゆるポイントを押さえておけば、空き家解体はスムーズかつ安心して進められるでしょう。

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