目次
「解体工事の見積もり方法は?」
「解体工事の見積もりの計算方法を知りたい」
などとお考えではないですか?
解体業者の見積書を比較するには、見積書の見方が分かっていないといけません。解体業者の見積もりの相場や見積もりを依頼する際の注意点を知っておけば優良な業者を選びやすくなります。
この記事を読むことで、以下3つが可能となります。
- 解体費用の概算・計算ができる
- 相場を踏まえた上で解体業者を比較検討できる
- 見積書を見て優良業者か悪質業者かを見分けられる
ぜひ最後までご覧ください。
解体工事の見積もりの見方は?解体以外にも費用がかかる
解体工事の見積もりを確認すると、解体以外にも費用がかかることが分かります。
解体工事に伴う、廃材の処分などに追加で費用がかかるためです。以下では、解体以外に費用がかかる例を挙げておきます。
- 室内残置物の処分
- 庭石の撤去
- ブロック塀の撤去
解体業者によっては、ホームページに記載している解体費用に、解体以外の費用を記載していない場合があります。トラブルを避けるためにも、解体工事には様々な費用がかかることを知っておきましょう。
解体工事の見積もりの具体例
解体工事の見積もりをするにあたって、どれくらいの費用がかかるのかピンと来ていない方も多いと思います。
以下では、解体工事の見積もり例を2つ紹介しています。解体工事の見積もりの見方や相場を知るための参考にしてください。
見積もり例①木造住宅解体の見積書
木造住宅解体の見積書の例が次の通りです。
費用名 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
木造二階建の解体費 | 140 | ㎡ | 8,000円 | 1,120,000円 |
足場・養生費 | 200 | ㎡ | 700円 | 140,000円 |
内部荷物処分費 | 8 | ㎡ | 7,000円 | 56,000円 |
重機回送費 | 1 | 式 | 40,000円 | 40,000円 |
届出費 | 1 | 式 | 60,000円 | 60,000円 |
リサイクル家電の処分費 (冷蔵庫・洗濯機など) |
3 | 台 | 5,000円 | 15,000円 |
その他諸経費 | 1 | 式 | 70,000円 | 70,000円 |
合計 | 1,501,000円 |
足場・養生費は、解体する建物を足場と養生シートで囲うための費用です。
また、内部荷物処分費用は残った家財の処理費用ですが、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル家電は別に計上されるケースが多いです。
見積もり例②内装スケルトン解体の見積書
内装スケルトン解体の見積書の例は次の通りです。
費用名 | 単位 | 金額 |
仮設工事 | 式 | 20,000円 |
内装解体工事 | 式 | 1,134,216円 |
解体材処分 | 式 | 1,544,600円 |
現場諸経費 | 式 | 135,550円 |
小計 | 2,834,366円 | |
端数調整 | ▲34,366円 | |
改め合計 | 2,800,000円 | |
消費税:10% | 280,000円 | |
合計 | 3,080,000円 |
スケルトン工事とは、仕切りや天井、床など内装工事で造作されたものを解体・撤去。エアコンや電気配線なども取外し、建物の構造以外なにもない状態にする工事です。
解体材処分は、解体材を搬出車両のダンプまで運び込む積込作業を行う・屋上から荷下ろしを行う手間賃がかかっているので、高額になりやすいです。
解体費用の項目は4種類に分類できる
解体費用の項目は次の4つに分類されます。
分類名 | 上記の見積書例で 該当する費用項目 |
詳細 |
建物取壊費用 | ・木造二階建の解体 ・内装解体工事 |
建物を解体する費用で重機での解体が一般的。単位は㎡(平米) |
廃棄物処理費用 | ・木造二階建の解体 ・解体材処分 |
解体で発生する廃棄物を処理施設に持ち込み処理するためにかかる費用。木材やガレキ、鉄くずなど品目ごとに表記される場合がある |
付帯工事費用 | ・足場・養生費用 ・内部荷物処分費用 ・冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル家電の処分 ・仮設工事 |
建物の解体以外にかかる工事費用。建物を囲う足場や養生費用、庭石・ブロック塀などの撤去費用が記載される |
諸費用 | ・重機回送費 ・届出費 ・その他諸経費 ・現場諸経費 |
上記以外の費用。重機の改装費用や役所への届け出費用などが該当 |
解体工事の見積書は、業者によって費用項目に記載している表記が異なるので比較が困難です。
上記の4種類に分類できることを覚えておけば比較がしやすくなります。
解体費用の相場の計算方法
解体費用を確認するには、解体業者に依頼し見積もりを取るのが一番ですが、解体業者に連絡するのは不安だという方もいると思います。
以下では、解体費用の相場や自分で見積もりを計算する方法について解説しています。
自分で見積もりを計算できるようになり、実際の業者の見積もりとの金額差がある際に検証しましょう。
解体費用の相場は?坪単価に付帯工事費を足して概算できる
解体費用を求める時は、一坪当たりの解体費用に付帯工事費を足すことで概算できます。
解体費用の相場ですが、建物の構造によって異なります。構造ごとの単価表が次の通りです。
建物の構造 | 坪単価の相場 |
木造 | 4~5万円 |
軽量鉄骨造 | 6~7万円 |
鉄筋コンクリート造 | 7~8万円 |
また、付帯工事費は変動が大きく、概算が難しくなっています。目安として、坪単価の相場に1~2万円上乗せされると認識しておきましょう。
例えば、30坪で木造建築の建物を解体する場合の費用は(4万円+1万円)×30=150万円。50坪の場合は(4万円+1万円)×50=250万円が相場になります。
ただし、あくまで平均価格で、実際の見積書では上下するので注意してください。
床剥がしの解体費用は?面積で計算できる
床剥がしの費用は面積で計算できます。
解体費用に廃材の撤去費用を上乗せした金額が、床剥がしの費用です。具体的には1,200円~1,500円/㎡が相場となります。
面積 | 床剥がし費用 | フローリングを張る費用 |
10㎡ | 12,000円〜15,000円 | 90,000円〜140,000円 |
20㎡ | 24,000円〜30,000円 | 180,000円〜280,000円 |
30㎡ | 36,000円〜45,000円 | 270,000円〜420,000円 |
40㎡ | 48,000円〜60,000円 | 360,000円〜560,000円 |
50㎡ | 60,000円〜75,000円 | 450,000円〜700,000円 |
また、床剥がし後にフローリングを張る場合の費用は、9,000円〜14,000円/㎡が相場です。そのため、10㎡の工事の場合は「90,000円〜140,000円」が目安です。
物件による相場の違いは?鉄骨倉庫や土蔵・車庫などを比較
倉庫や車庫などの解体費用の相場は、住宅とは異なります。住宅以外の解体費用の相場が次の通りです。
建物の種類 | 一坪当たりの解体費用相場 |
木造倉庫 | 18,000円~23,000円 |
鉄骨倉庫 | 20,000円~26,000円 |
土蔵 | 35,000円~45,000円 |
車庫 | 15,000円~21,000円 |
同じ倉庫でも、鉄骨の倉庫の方が木造の倉庫より解体費用が高くなっています。
また、上記の相場はあくまで解体費用のみです。実際の見積もりでは、解体費用に加えて付帯工事費がかかります。
解体工事の見積もりが業者ごとに異なる2つの理由
同じ建物の解体工事であっても、解体業者によって見積書の金額は異なります。
解体工事の見積もりが業者によって異なる理由は次の2つです。
- 構造・付帯物・環境の違い
- 解体業者による解体方法・設備の違い
以下では、解体業者の見積もりに差が出る理由について詳しく解説しています。
理由①構造・付帯物・環境の違い
解体工事の見積もりが業者によって異なる理由の一つは、建物の構造や付帯物、環境です。
建物や周囲の環境によって、解体に最適な重機は異なります。その環境下で解体するのに最適な重機を持っている解体業者であれば、解体にかかる期間が短く費用も安くなります。
業者が解体のために重機をリースする場合は、解体費用にレンタル費用が上乗せされるので注意が必要です。
また、解体工事に使用する足場や養生シートを持っていない業者の場合、専門工事会社に足場を組んでもらうため、別途リース費用や施工費が必要です。
できるだけ解体費用を抑えたい場合には、重機や足場、養生シートを自社で用意できる解体業者を選びましょう。
理由②解体業者による解体方法・設備の違い
解体業者によって、解体に重機を用いるか手作業で解体するか方法が異なる場合があります。
特に、住宅密集地など解体工事が難しい場合には、施行方針の違いが見積書に大きく反映されます。効率的に施工できる解体業者であれば、人件費や重機の燃料代を抑えられるので、見積もりは安くなりやすいです。
また、廃棄物の処理方法でも見積もりは変わります。処理施設と年間契約を結ぶことで処理費用を割安にしている業者や、自社で処理施設を所有している業者であれば、廃棄物処理費用を抑えられることが特徴です。
解体工事へ見積もり依頼する時の注意点|安さだけで選ぶのはNG
解体工事の業者を選ぶ際、「見積もりが安い」という理由だけでその業者を選ぶのは危険です。
見積もりが安い業者は、本来必要な経費を削っている可能性があります。具体的には次のようなリスクがあります。
- 無理に工期を短くすることで人件費を削減した結果、廃材が大量に残ってしまう
- 廃棄物処理施設に持ち込む費用を抑えるために、山の中などに不法投棄する
- 養生をしなかった結果、周囲がホコリや廃材の破片まみれになる
相場と比較して見積書が安すぎる場合は、悪質な業者・違法業者の可能性があるので注意してください。
空き家の解体・リフォームの場合は補助金が利用できる
自治体によっては、空き家の解体やリフォームに補助金が利用できる場合があります。
補助金の利用には条件があり、基本的に次の条件を満たさなければなりません。
- 一年以上居住やその他の実績がないこと
- 個人所有の建築物であること
- 一戸建て住宅または併用住宅であること
たとえば、自治体が提供している補助金と条件には以下のものがあります。
補助金名 | 自治体 | 工事内容 | 条件 | 金額 |
老朽危険空家解体補助金 | 富山県黒部市 | 解体 | 市内にある空家で放置すれば倒壊等の危険性がある物件 | 解体工事費の½ (上限50万円) |
空き家解体費補助制度 | 神奈川県愛川町 | 解体 | 空き家解体後に新たに住宅を建設する予定がある場合 | 解体工事費の½ (上限30万円) |
八王子市空き家利活用促進整備補助金 | 東京都八王子市 | リフォーム | 昭和56年6月以降の新耐震基準により着工した物件 | 解体工事費の½ (上限100万円) |
自治体が解体やリフォームに補助金を出しているか、事前に確認しておきましょう。
建物解体の一括見積もりは概算として考える
2つ目の注意点が、建物解体の一括見積もりは概算として考えることです。
ネットで一括見積もりサイトを利用すれば、解体工事をシミュレーションして、複数の業者から一括で見積もりを請求できます。
しかし、業者は最終的な見積もりを解体する現場を見たうえで決めます。そのため、建物や周囲の状態によってネット上の見積もりから上下することが多いので注意が必要です。
一括見積もりは概算を知るために利用し、その後、対応地域業者の中から現地調査を依頼するのがおすすめです。
見積書を比較する際の6つのチェックリスト
見積書を比較する際には、次の6つのチェックリストを満たしているか確認しましょう。
- 地中障害物の記載があるか
- アスベストの除去費用があるか
- 室内残置物の記載があるか
- 人件費の記載があるか
- 産業廃棄物の記載があるか
- 家屋構造・立地条件の違い
以下では、6つのチェックリストをそれぞれ詳しく解説します。
チェック①地中障害物の記載があるか
見積書を比較する際は、地中障害物の記載があるかチェックしましょう。
地中障害物とは、古井戸や浄化槽、以前建っていた建物の基礎や廃材などです。事前の現地調査中には発見されず、解体工事中に見つかるケースは少なくありません。
地中障害物が見つかった場合は、依頼主が業者に追加の費用を支払うことで撤去作業を行ってもらえます。
しかし、見積書に地中障害物についての記載がない場合、業者が依頼主に確認を取らず勝手に撤去し、高額な追加費用を請求するケースがあります。
このような事態を防ぐためにも、見積書をチェックする際は地中障害物が見つかった場合の対応についての記載があるか確認しましょう。
チェック②アスベストの除去費用があるか
見積書を比較する場合は、アスベストの除去費用に関する記載があるかが重要です。
事前の現地調査では、建物にアスベストが使われているか分からない場合があります。その場合は、解体工事前、建物にアスベストが使用されているかチェックしなければなりません。もしアスベストが使われていたら、追加で除去費用がかかります。
アスベスト除去費用は量や使用範囲によって大きく変動するので、予定外の大きな出費になりかねません。
アスベストが使用されていた場合の費用や見積もり方法が見積書に記載されているか事前に確認しておきましょう。
チェック③室内残置物の記載があるか
見積書を比較する時、室内残置物に関する記載があるか確認しておきましょう。
解体する建物に、冷蔵庫やエアコンなどの室内残置物がある場合、追加費用がかかる場合があります。後で揉めないように、室内残置物の撤去にかかる費用について見積書に記載しているかチェックするのがおすすめです。
また、冷蔵庫やテレビなどのリサイクル家電は、室内残置物の撤去とは別に計上される場合があります。何がリサイクル家電に該当するのか、事前に確認しておきましょう。
業者によっては、木製の家具など室内残置物の種類によって無料で撤去を行ってくれる場合があります。対応してくれる室内残置物を確認しておけば、自分で処分する手間が必要なくなるのでおすすめです。
チェック④人件費の記載があるか
見積書をチェックする際は、人件費の記載があるか確認しておきましょう。
解体工事には、実際に解体作業を行う作業員以外に、トラックの運転手やガードマンなど様々な人件費がかかります。また、解体作業を手作業で行う場合は、通常より人件費が高くなるので注意が必要です。
その他、人件費が高くなるケースは次の通りです。
- 解体する建物が密集した住宅地にある
- 前面道路が狭くて大型トラックが進入できない
- 敷地内に重機やトラックを搬入するスペースがない
上記のようなケースだと、業者を問わずどうしても人件費は高くなります。ただし、見積書を比較した際、他の見積書と比較して高すぎる場合はその業者に確認しておくのがおすすめです。
チェック⑤産業廃棄物の記載があるか
見積書をチェックする際の重要なポイントとして、産業廃棄物について適切な記載があるかどうかが挙げられます。
産業廃棄物の処理費用の計算方法は業者によって異なります。トラック1台分の廃棄物の量によって金額を計算するケースや、運搬費用と処理費用を別々に計上するケースなど様々です。
廃材処理費用には地域差がありますが、一般的には4トンダンプ1台分あたり60,000円~80,000円が一つの目安となります。
もし、産業廃棄物の処理費用が相場と比較して安すぎた場合は注意が必要です。廃棄物を不法投棄することで、費用を抑えようとしているケースがあります。
チェック⑥家屋構造・立地条件の違い
見積書を確認する際は、家屋構造や立地条件が考慮されているかをチェックしましょう。
例として重機やトラックを搬入できない立地や、人通りが多くガードマンを雇う必要がある場合は、人件費が多くかかり解体費用は高くなります。
また、RC造建築のような強度が高いもので作られた建物は、木造建築などと比較して解体費用は割高です。
上記のように、解体工事の費用は様々な要因で決まることを知っておかなければなりません。
優良な業者は、上記のような条件の違いを考慮したうえで、適切な金額を提示してくれます。家屋構造や立地条件による費用の違いを詳しく説明してくれる業者を選ぶのがおすすめです。
良い見積書・悪い見積書の判断基準
良い見積書と悪い見積書を判断する基準として、費用の記載方法があります。
良い見積書は、細かい項目に分けて費用を記載しています。解体費用や廃棄物処理費用、養生費用などそれぞれの工程でかかった金額の確認が可能です。
また、見積書に加えてサービス一覧や、工事内容の説明を記載した書類を渡してくれる業者は優良業者である可能性が高いです。
一方、悪い見積書は工程ごとにかかった費用を記載せず、「解体工事 30坪 150万円」のように全ての費用をまとめた金額しか記載されていません。
作業ごとにどれくらいの費用がかかっているか分からないのに加えて、残置物や地中障害物の撤去費用が含まれているか確認できないので注意が必要です。
解体業者を選ぶ時は、細かく記載された見積書を提示してくれる業者を選びましょう。
解体工事の期間の見積もりは?期間が長くなる原因と時期
解体工事にかかる期間は時期や業者によって異なりますが、約2ヶ月が目安です。
具体的な内訳は次の通りです。
解体業者を決める | 約1ヶ月 |
解体工事の書類準備と届け出 | 約1~2週間 |
解体工事期間 | 約1~2週間 |
合計 | 約1ヶ月半~2ヶ月 |
解体工事自体は1~2週間で終わるケースが多いです。しかし、実際には解体業者を決める期間と、解体工事に関する書類の準備・届けて期間が必要です。
また、次のようなケースでは解体工事にかかる期間が延びてしまいます。
- 梅雨に解体工事を依頼した結果、雨で土がゆるくなり重機を動かせない
- 積雪や台風で解体工事を行えない
- 地中埋設物が見つかる
- 重機を使わずに、手壊しで解体作業を行う
- ご近所とトラブルが起こる
「期日までに解体しなければならない」といった事情がある方は、極力期日に余裕を持たせて解体業者を探しましょう。天候が原因の工期延期について契約書に記載している業者を選ぶのがおすすめです。
見積もり以外の解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際には、細かく記載された見積書を提示してくれる業者を選ぶことが重要なのは前に述べました。
その他にも、解体業者を選ぶ際のポイントがあります。優良な解体業者の選び方のコツは、次の3つです。
- 必要な許可・申請を行っている業者かどうか
- 解体専門の業者に依頼できるか
- 事前に現場の下見をする業者かどうか
以下では、解体業者の3つの選び方について詳しく解説しています。
選び方①必要な許可・申請を行っている業者かどうか
解体業者を選ぶポイントの一つが、必要な許可・申請を行っている業者かどうかです。
解体業者は、解体工事業の登録や産業廃棄物処分業の許可などが必要になります。その他、解体業者に必要な資格や免許が次の通りです。
- 建設業
- 解体工事業
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 産業廃棄物処分業許可
- 解体工事施工技士
- 1級建築士、2級建築士
- 2級土木施工管理技士
- 宅地建物取引士
資格や免許を保有していない業者が解体工事を行うと違法となり、罰則が課されることになります。解体工事も遅延または中止になるリスクがある他、最悪、利用者の責任が追及される恐れもあるので注意が必要です。
業者を選ぶ時は、必ず必要な許可を得ている業者を選びましょう。
選び方②解体専門の業者に依頼できるか
解体工事は、解体専門の業者に依頼するのが重要です。
例として、新築住宅の建て替え時に既存の家屋を解体する場合、解体工事は解体業者以外に住宅メーカーや工務店にも依頼できます。住宅メーカーや工務店に依頼すれば、解体業者を探す必要がなく、一括で依頼できるので手間がかからないメリットがあります。
しかし、住宅メーカーや工務店に依頼した場合に実際に解体業務を行うのは下請けの解体業者です。その場合、元請業者のマージンが費用に上乗せされるので、割高になってしまいます。
解体工事の費用をできるだけ抑えるためには、解体専門の業者に個別で依頼しましょう。
選び方③事前に現場の下見をする業者かどうか
解体工事時のトラブルを避けたい方は、事前に現場の下見をしてくれる業者を選ぶのが重要です。
先述したように、解体工事の費用は解体現場の近隣状況や、建物の構造・材料によって大きく変動します。詳細な打ち合わせをせずに、電話で聞いた見積もりで業者を決めるのはリスクが大きいです。
また、事前に現場を確認せずに工事を始めると、人通りが多く本来ならガードマンを雇う必要があるのに、それをせず近隣トラブルの原因になるといった事態になりかねません。
追加費用やトラブルをなくすためにも、現地下見を行ってくれる業者を選びましょう。
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解体工事の見積書を比較する際は、追加費用に関する記載が明確な見積書を選ぶのがおすすめです。そのほか、項目ごとに細かく記載している見積書を提示する業者は優良業者である可能性が高いです。
解体工事を依頼する際は、複数社の見積もりを行って、できる限り安い優良業者を選びましょう。
どの解体業者を選べばいいか迷ってしまう人は解体堂をご検討ください。解体堂は次のようなサービスを提供しています。
- 家の解体
- 空き家の解体
- 外構の解体
- 倉庫・物置・蔵の解体
解体堂は、下見からお見積もりまで無料で承っております。既に他の解体業者様へ見積もりを取っていてももちろんご提案が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。