出雲市にお住まいの皆様、こんにちは!
解体堂の野々村です。 

さて、今回は住宅にまつわる『出雲市の助成金制度』についてご紹介させて頂きます。
意外と知らない助成金制度、皆様はご存知でしょうか?
前回は松江市の助成金について投稿させて頂きましたが、今回は出雲市の助成金について解説します。
一言に住宅と言っても出雲市の助成金制度は住宅関連補助・助成事業として主に以下のような項目があります。

参考:松江市の補助金・助成金に関する記事はこちら「島根県松江市で活用できる解体工事の補助金・助成金制度を解説」

出雲市の住宅に関する助成制度

①出雲市移住促進すまいづくり助成金

UIターン世帯(市外に5年以上在住)で出雲市に転入して3年以内 ・新婚・子育て世帯または市が定める地域の住宅 ・市内に本店または営業所がある事業所に発注するものに補助金を交付する制度です。
●助成金額
固定資産税相当額 条件により 上限10~15万円(5年間) 改修費用 条件により 上限50~120万円

②出雲市定住促進住まいづくり助成金

市内の三世代同居や子育て世帯等の住宅改修または増築工事 ・市内業者に発注するものに補助金を交付する制度です。
●助成金額
工事費の10% 上限10万円

③21世紀出雲林業フロンティア・ファイティン グ・ファンド事業

住宅に関する工事において県内産・出雲市産の木材を使用した際に補助金を交付する制度です。
【共通】構造材に県産材を50%以上使用・木材の製材業者 及び施工業者が出雲市内の事業所
【新築・増改築】構造材に出雲市産木材を1㎥以上使用
【修繕・模様替え】50万以上の工事で出雲市産木材を20万円 以上使用
●助成金額
【新築・増改築】 市産木材の構造材への使用量2万円/㎥ (上限:新築20万円、増改築10万円)
【修繕・模様替え】定額5万円

④がけ地近接等危険住宅移転事業

市内のがけ地に建つ危険住宅の移転・S35.10.4以前に建築されたもので、かつその後増築・改築がないものに関する工事に補助金を交付する制度です。
●助成金額
解体費 上限97.5万円、建物助成 上限465万円、敷地造成費 上限60.8万円 (※借入金の利子相当額)

⑤出雲市木造住宅耐震化促進事業(耐震改修)

市内に存在する木造(一戸建てまたは併用)住宅・S56.5.31以前に着工 ・耐震補強計画に基づき実施する工事に補助金を交付する制度です。
●助成金額
要した費用の23% 上限80万円

⑥出雲市ブロック塀等安全確保事業

コンクリートブロックまたは組積造で高さが0.8mを超えるものの除却、建替え ・避難路、小中学校の通学路等に面するもの ・建築士等の診断により危険と判定されたものに補助金を交付する制度です。
●助成金額
要した費用の2/3 上限26.4万円

⑦出雲市木造住宅耐震化促進事業(解体除却)

市内に存在する木造(一戸建てまたは併用)住宅 ・S56.5.31以前に着工 ・上部構造評点を1.0未満だった住宅の除却に対して補助金を交付する制度です。
●助成金額
要した費用の23% 上限40万円

まとめ

今回は7つの助成金制度を紹介させていただきました。
その他にも助成金制度はいくつかございますが、今回は住宅にまつわる制度に限定してご紹介させて頂きました。
では、具体的にどのような状況で活用できるのでしょうか。
解体堂にお問い合わせのあるお客様の中で、最も多い相談内容は『解体工事』です。
とりわけ最近は、空き家の解体、空き家の助成金に関するご相談も多く受けますが、残念ながら出雲市では今のところ松江市「松江市老朽空き家除却支援事業」の様な空き家に限定された助成金制度はありません。
そんな中、空き家であっても解体という内容であれば補助金を受けられる場合がありますのでいくつか紹介させて頂きます

(1)住宅の建替えによる解体工事
この場合は⑦出雲市木造住宅耐震化促進事業(解体除却)を活用できる可能性があります。
但し、建築年数の条件や上部構造評点に関する基準があるので注意が必要です。
一般住宅の解体費用が40坪程度で200万円前後ですので40万円の補助は有難いですね。

(2)住宅の改修、リフォームによる減築解体、内部解体工事
この場合は上記のあらゆる制度を活用できると思います。
UIターンや子育て世代、県内・市内産材料の使用、市内業者による施工など条件はいくつかございますが、確認する価値はあります。
専門的でわかりにくい様であれば、建築の施工業者に相談してみても良いと思います。

(3)空き家の解体工事
この場合は⑦出雲市木造住宅耐震化促進事業(解体除却)を活用できる可能性があります。
特に上部構造評点を1.0未満だった住宅の除却に対して補助金を交付する制度なので、長年空き家状態になっている『危険空き家』などに位置づけられる空き家であれば特に可能性が高くなります。
一方で注意しなけらばならないのは、構造評点を得るのに費用がかかる事、建物図面が無いと構造評点が受けられない事なども問題点としてあります。

ここまで説明した通り、助成金制度はややこしくて難しいものです。
自分では対象物件であると思っていても実際は認めてもらえない事もあります。
とは言え、なにも確認せずに進めてしまうともったいないので、一度は確認される事をお勧めします。

私たち解体堂は分かりにくい助成金制度のアドバイスから行政への確認作業や申請書のお手伝いを含めて対応可能ですので、助成金制度に関するお悩みございましたら安心してお問い合わせください。

もちろん、ご相談、見積対応は無料となります。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。